インデックスファンドの銘柄の選び方①(国内株式)

投資が初めての方のために、初めての方におすすめの積立投資(お試し編)では、少額での積立投資について紹介しましたが、本格的に投資を始める方のために、インデックスファンドの銘柄の選び方の留意すべき点について述べたいと思います。
銘柄を選定したら、資産配分すなわちポートフォリオの構築に入りますが、詳細は次回に回したいと思います。

初めての方におすすめの積立投資(お試し編)では、バランス型ファンドを紹介しましたが、本格的に長期投資を始めるのでしたら、個別のインデックスファンドを組み合わにより自分で納得できるポートフォリオを構築されることをお勧めします。

銘柄を選んで長期運用を考えた場合、投資を続けている銘柄の変更をするには、一旦解約しなければならなくなります。また、ファンドの販売会社が倒産したり、ファンドが償還されてしまっても、他のファンドに乗り換えなければならなくなりますので、長期運用が期待できるファンドを選択する必要があります。

具体的には、投資信託は販売会社、運用会社および受託会社の3社が係っています。ファンドの目論見書に記載がありますが、この3社それぞれの信託報酬の内訳が載っています。
販売会社は、投資信託を販売している証券会社や銀行などの金融機関になります。販売会社の変更は可能で、その銘柄の取り扱いがあれば投資信託はそのまま他の販売会社に変更できます。

運用会社は投資信託を運用を行っている投信会社になります。
そして、受託会社は投資信託の資産を預かっている倉庫会社のような位置づけになり信託銀行が請け負っています。そのため、ペイオフなどを考えると銀行預金よりも安全であると言えます。

以上から、販売会社の倒産リスクは、他の販売会社に乗り換えれば問題ないことが分かります。
受託会社も信託銀行ですから安全といえます。
残るは運用会社の償還リスクということになりますので、最終的にはポリシーとか実績が重視されてきます。
この点については、以下の一般的なチェックポイントを評価した後で、再度触れたいと思います。
一般的なチェックポイントとしては、以下が挙げられます。

1.販売手数料ゼロのノーロード型であること
2.信託報酬が0.7%以下であること
3.償還期限が無期限であること
4.運用実績が5年以上あること
5.純資産額が約30億円以上であること
6.分配金は再投資できること

以上の観点から今回は、国内株式について評価してみます。
国内債券については日経平均とTOPIXがインデックスとしてはメジャーですが、日経平均は特定の225社の銘柄ですので、東証1部上場銘柄を対象とするTOPIXの方が、より市場全体を表しているということで日本株のベンチマークとしてはTOPIXの使用を推奨します。
下表に、インデックスファンドを取り扱っている各運用会社のTOPIX銘柄の比較表を示します。

国内株式_比較表2.jpg

以上から、運用実績と純資産額が十分なものは、三井住友TAMと三菱eMAXISとなります。
各社共に信託報酬は0.3~0.4%なので優劣つけ難いところです。
現在、各インデックス銘柄の信託報酬で最安値のたわらノーロードについてはTOPIXの販売がありませんので、比較できませんでしたが、信託報酬については各社値下げ合戦をしてきており、2回ほど信託報酬の引き下げが行われてきていますので、今後もたわらノーロードの影響により各社値下げの可能性もあることに留意する必要があります。
三井住友TAMだけは、解約の時にかかる信託財産留保額がありますが、0.05%なのであまり気にする必要はないと思います。
国内債券以外はニッセイを除く3社はインデックスに力をいれているファンドですので他の銘柄も同じ運用会社とするならニッセイ以外ということになります。
あとは、運用会社のポリシーになると思いますので、目論見書を熟読のうえ納得できる銘柄の選択をしましょう。因みに私の場合は全銘柄を三井住友TAMで統一しています。


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