ボーナス時の積立投資について

夏のボーナス時期が来ました。
既にボーナスが支給された方もおられると思いますがコツコツ積立を実践されている場合のボーナスの投資方法について確認してみたいと思います。

毎月の積立額は、給与から生活費や保険・年金・貯金分を引いて残りから支障のない範囲で積立に回すことが望ましいわけですが、少しでも積立額を増やすためには年2回のボーナスからも積立を行われている方もおられると思います。

例えば、個別インデックスファンドの組合せによる積立設定方法についてで紹介しましたように、毎月5万円+ボーナス時20万円×2回で年間100万円投資する場合は、ポートフォリオの一例として各資産銘柄の積立金額は以下となります。

毎月コース:
1.国内株式  20%  1万円
2.国内債券  40%  2万円
3.先進国株式 30% 1万5千円
4.新興国株式 10%  5千円
  合計 5万円

ボーナスコース(年2回)
1.国内株式  20%  4万円
2.国内債券  40%  8万円
3.先進国株式 30%  6万円
4.新興国株式 10%  2万円
  合計 20万円

ここで、年間100万円投資するのに、毎月5万円×12回=60万円となりますが、残りはボーナス20万円×2回=40万円ですから、5万円は毎月均等に積立てられますが、年2回の20万円はスポット買付けとなり、100万円のうち4割ほどが、時間分散投資できていないことが分かります。

持ち株会でも、ボーナス時は毎月の積立額の3倍を出資するようになっていますが、この例では5万円×4倍となり、ちょっとスポット買付額が多くなっています。

毎月の買付け額とボーナス時の割合は、積立設定時に決める必要があり、1回設定したらむやみに変更しない方が良いと思いますので、これも自己の投資ルールとして明確に決めておいた方がよいと思います。

仮に事情によりボーナスから積立に回せなくなった時は、買付の中止もできますので、敢えて緊急避難的にボーナス設定しておく方法もあると思います。

また、積立の時間分散を重視した場合は、敢えてボーナス時の設定はゼロにしておいて、毎月の積立額の半年(6回)分に、ボーナスを均等に割増する方法もあると思います。

例えば、いまスポット買付けを行うと、現在の英国のEU離脱により株式指数の低下や為替変動(円高)の影響を大きく受けますので、積立の時間分散をしておけば、このようなイベントに対していちいち気を遣わずに済むというメリットもあります。

一方、現在の状況を敢えて投機を捉え、谷深ければ山高しの格言により、株式指数の戻りが確信できるのであれば、いまスポット買付けを行うことも1つの考え方であると思います。

但し、これは今後更に株式指数が下落し、円高(*)も進んだ場合は逆効果となります。
*円高が進むと、外国株式は為替の影響で、日本円ではファンド価格が下がります。

このように長期投資で儲けるには暴落を待つという考え方があるようですが、確かに暴落時に投資できれば儲かることは確かですが、個別株の投資経験から相場を予想することは不可能だと痛感してきました。

なぜなら、暴落時だと分かるのは、例えば数年経ってあの時が底だったと分かった時だからです。当たり前のことですが、意外と分かっておられない方が多いように思います。
コツコツ積立を続けている理由は、投機(博打)による失敗のリスクを気にしないで済むからです。


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