積立とスポット買付のハイブリッド投資

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下げ相場でのスポット投資


前回は「退職金の運用方法について」ということで、退職金や満期保険金あるいは貯金などのまとまった資金が準備でいた場合の投資方法について考察してみましたが、まとまった資金を今後6~8年くらいかけて投資していくのは、比較的安心できる方法だと考えています。

勿論、タイミングを分散しているだけですので、損益がプラスになる保障はありませんが、過去の長期運用データからではマイナスになる確率は低いということだけは言えると思います。
しかし、折角まとまった資金があるのに、これからコツコツ積立ではなく何か効率の良い方法がないか検討してみました。

ハイブリッド投資の勧め


積立とスポット買付とのハイブリッド投資を考えてみました。ハイブリッド投資という言葉は勝手につけた名前ですが、通常は積立をコツコツ継続していて、例えば退職金が入ったり、資産を相続したり、養老保険が満期になったりして、運用に回せる資金ができた場合を考えます。

その時点で過去数年間が下げ相場だったら、その数年間に積立を行ってきた場合と比べて、その数年分の積立資金を一括でスポット買付した方が、口数を多く買えることになります。例えば次のグラフは過去5年間のMSCIコクサイ・インデックスの値動きになりますが、約2年前の2014年12月あたりから現在地を上回り上げ相場から下げ相場に変わり現在に至っています。

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SMTグローバル株式インデックス・オープン基準価額
出典:SBI証券ホームページ

このように過去2年分の積立総額をいま一括でスポット買付すれば口数を多く買えることが分かります。
この2年間はMSCIエマージング・マーケット・インデックスもTOPIXも同様の傾向が見られますので、今回2年(24カ月)分の積立総額をスポット買付することにしました。
早く運用資産を積み上げることで損益も大きくできますので、今後その効果を検証していきたいと思います。

今回のスポット積立の配分割合は先進国株式、新興国株式およびTOPIXについて、定番の以下ポートフォリオを使用しました。

ライフFP_ポートフォリオ.jpg

今回採用した商品は手数料や純資産および運用実績を基に銘柄の好みも考慮のうえ以下のとおり選定しました。

ハイブリッド投資ポートフォリオ.jpg

本商品は勿論ノーロード(申込み手数料ゼロ)で信託報酬は全体で0.27%となっています。
ハイブリッド投資は下げ相場が続いた後でしかできないので、いつでもできる訳ではありませんが、下げ相場や停滞が続く相場では有効と思われます。

国内債券を個人向け国債に投資した場合



国内債券を投資信託ではなく、個人向け国債に投資している場合は、リバランスする際に計算できません。
このような場合、国内債券は全体の40%ですから、例えば毎月の積立金額に応じて、国内債券の積立額の1/10ないしは1/100に相当する金額を国内債券に積立投資して、リバランスや損益計算の際に10倍あるいは100倍した値をリバランス計算ツールに入力することにより、リスク資産のリバランスや損益の確認ができます。

具体的には、毎月国内債券に5万円買付けする場合は、1/100の500円を毎月の積立金額に設定しておけばよいことになりますが、こちらも今後検証していきたいと思います。

最後に基本は毎月コツコツ積立ですので、一度決めた資産配分と積立金額は変更しないで継続することをお勧めします。トランプ相場や今後予想されるユーロ恐慌などの情報に惑わされないようにしていきたいと思います。



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