iDeCo楽天証券 vs SBI証券+公務員等および専業主婦の適用拡大について

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2017年1月からの加入対象者向け資料がSBI証券より届きました!


11月11日のブログで「確定拠出年金の資料請求受付が開始されています!」とお伝えしましたが、SBI証券より個人型年金プラン(個人型確定拠出年金iDeCo)の案内が届きました。

楽天証券のサービス概要および取扱商品が発表されました!


楽天証券についても、個人型確定拠出年金iDeCoのキャンペーンに応募しました。
こちらは資料発送は12月中旬頃になるとのことですが、楽天証券のホームページにサービス概要および取扱商品が掲載されていますので、取り急ぎSBI証券と楽天証券についての確認結果をお伝えしたいと思います。

口座管理手数料では楽天証券が断然有利!


口座管理手数料は加入者(掛金拠出者)の場合、以下のとおりとなっています。

1.SBI証券 残高50万円以上:月額167円(運用管理手数料無料)
        残高50万円未満:月額491円

2.楽天証券  残高10万円以上:月額167円(運用管理手数料無料) 
        残高50万円未満:月額393円

例えば、最大拠出金が月額12000円の方は、楽天証券の場合で残高が10万円以上となるのには9カ月掛かります。SBI証券の場合は残高が50万円以上となるのには42カ月も掛かります。
また、キャンペーンを利用すると初期手数料が無料となったり、口座管理手数料がある一定期間に無料となるようですので併せてチェックすることをお勧めします。
何れにしてもiDeCoは残高がある程度貯まり運営管理手数料が無料となっても月額167円の手数料が発生します。
拠出金が12000円の場合、月額167円の手数料は1.39%となりますので、インデックスファンドの信託報酬と比較すると結構割高であることが分かります。

2017年1月からの新規加入対象者は?


来年からの新規加入対象者は以下のとおりです。
1.企業型確定供出年金がある企業の役職員 拠出限度額:20,000円
2.他の企業年金がある企業の役職員 拠出限度額:12,000円
3.公務員 拠出限度額 12,000円
4.専業主婦(夫)等 23,000円

上記からは読み取れませんが、共済組合員や私立学校教職員制度の長期加入者も新規加入対象者となり、拠出限度額は12,000円になります。
この背景は被用者年金一元化にあります。すなわち平成27年10より、公務員および私立学校職員を対象としたきた共済年金が、民間企業を対象としてきた厚生年金に一元化され、これまで優遇されてきたと言われていた公務員および私立学校職員の共済年金を民間の水準に合わせることが目的として挙げれらます。
このため、公務員および私立学校職員も自助努力でメリットが得られ、税制面で優遇措置のある個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入できるようになりますが、最大掛金は12,000円と抑えられたのだと解釈できます。

専業主婦のiDeCoのメリットは?


第3号被保険者である専業主婦(妻)については、妻が所得税・住民税を支払っていいない場合、すなわち扶養に入っている場合は、拠出金が全額所得控除になる恩恵を亭受できません。
所得控除が受けられるのは妻本人ですので、第2号被保険者である夫の所得から控除を受けることはできず、拠出金も妻名義の口座からしか引き落としはできません。
しかし、運用の損益がプラスになった場合は、運用益が非課税となるのと、給付時の非課税枠がありますので、所得控除以外のiDeCoのメリットが得られます。

妻名義の口座についてですが、妻がパート収入等があれば不自然ではないと思いますが、たとえば夫の給与を妻名義の口座に振り込んだ場合は、贈与税が掛かりますので注意が必要です。
なお、合算して年間110万円までは暦年贈与における基礎控除額となり、夫婦間でも適用されますので、110万円までは非課税となります。
この場合は夫婦間で通帳に送金記録を残しておき、贈与契約書を作成しておくことをお勧めします。

SBI証券と楽天証券とで運用商品の比較検討をしてみました!


SBI証券でのiDeCo運用商品の検討は、7月28日のブログ「確定拠出年金の運用商品の銘柄選び」で紹介しましたが、商品の信託報酬が変更になったり、TOPIXで信託報酬の低い商品がありましたので見直しを行いました。

また、資産配分は最大拠出金額が12,000円と低い場合もありますので、ポートフォリオは以下のとり新興国株式を取り止めて3つに絞りました。

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SBI証券のiDeCo運用商品から信託報酬が低く上記ポートフォリオにマッチする運用商品を下表に示します。

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ポートフォリオを見直したことで期待収益率は5.4%となり、期待収益率から信託報酬を引いた実質期待収益率は5.2164%となりました。
なお、今回は国内株式の運用商品を見直し、ベンチマークがTOPIXの三井住友・DC日本株式インデックスファンドSに変更しました。

一方、楽天証券の運用商品がホームページで公開されましたので、銘柄を確認してみました。SBI証券に取り扱いのない、たわらノーロードシリーズやバランス型でバンガードの商品が採用されているのが特徴的でした。
こちらも独断で上記ポートフォリオにマッチした銘柄を選んだものを下表に示します。

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同じく期待収益率は5.4%となり、期待収益率から信託報酬を引いた実質期待収益率は5.197%となり、SBI証券とほぼ同じとなりました。

取扱商品は信託報酬では大差なし!


以上からSBI証券と楽天証券ではインデックスファンドを使用した場合の信託報酬は同程度で大差ないことが分かりました。

お勧めの証券会社は?


結論的には前述の残高による口座管理手数料の違い等により楽天証券を選択するのが賢明と思われます。
これは拠出金が少なく運用できる期間が短いほどメリットが少なくなり、キャンペーンの内容も楽天証券が有利に設定されているためです。

特別法人税について


確定拠出年金(企業型、個人型)では、拠出時や運用時の課税が給付時まで繰り延べられます。その延滞利息として年金資産に対して課せられる税金です。
年金資産に対して年 1.173%(法人住民税 0.173%を含む)が課税されます。
但し、平成29年3月末まで課税は凍結されています。

課税凍結が解除された場合、年金資産はその分目減りすることになります。
信託報酬が1.173%になると思えば、イメージし易いと思いますが、特別法人税はいままでずっと課税凍結されてきましたので、再凍結を期待したいところですが留意しておいた方が宜しいと思います。
何れにせよiDeCoは所得税控除のメリットが大きいので、たとえ特別法人税が課税されたとしてもメリットは亭受できると考えます。

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